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T細胞関連樹状細胞のサイトカイン依存性成熟分化経路をin vivoの系で確認する.

研究課題

研究課題/領域番号 08670026
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

角田 力弥  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (40045779)

研究分担者 濱田 洋文  癌研究会, 化学療法センター, 部長 (00189614)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード樹状細胞 / サイトカイン / DNA組換 / マウス / T細胞 / in vivo
研究概要

Tリンパ球関連樹状細胞(以下、樹状細胞)の一次増殖因子は GM-CSFであると in vitro の実験から証明されているが、これからの臨床応用を考えれば、この分化が in vivo でも同じ様に働いていることの確認は極めて重要である。そこで我々はマウスGM-CSFを発現しているメラノーマ細胞の移植実験系でこれに解析を加えてみた。その結果、この胆癌マウスの白脾髄にGM-CSFだけの刺激で誘導される成熟段階までの樹状細胞が確かに増生、集合しているのが観察され、GM-CSFの分化誘導はin vivoでも同様に作用することが証明され、このプロジェクトの目的の半分は達成された(Hanada,Tsunoda,Hamada,J.Leuk.Biol.,60,181,1996)。樹状細胞のその後の成熟は、ランゲルハンス細胞に分化する亜型は TNF-αが、Interdigitating cellsに分化する亜型はIL-4が二次分化誘導因子として作用すると考えられているので、またさらに同じ実験系でin vivoの証明を試みた。IL-4の相乗効果はGM-CSFで誘導された樹状細胞の白脾髄の集合を分散させそれを全身の各末梢組織へと遊走させたが、TNF-αの相乗効果は我々のTNF-αを発現させた今回のメラノーマ細胞の培養での脱分化が予想以上に早く進み、in vivoの実験系にもっていけなかった。しかし、我々の実験系がin vivoでの樹状細胞のサイトカイン依存性分化を証明するのに優れていることを十分知り得たので、さらに来年度も研究を継続して実験を重ね、確実な成績を国際会議で発表し、内外の批判や助言を仰ぎ論文にまとめる計画である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K Hanada,R Tsunoda,H Hamada: "GM-CSF-induced in vivo expansion of splenic dendritic cells and their strong costimulation activity." Journal of Leukocyte Biology. 60. 181-190 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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