研究課題/領域番号 |
08670034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
相磯 貞和 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (60138013)
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研究分担者 |
小川 元之 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (90255422)
平岡 芳樹 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (80218768)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | プロラクチン / 遺伝子発現 / 免疫組織化学 / in situ PCR / プロラクチン受容体 / in situ RT / PCR / 組織化学 / 脳室 / ホルモン |
研究概要 |
我々は本研究においてマウスの腎臓の間質細胞がプララクチン(PRL)遺伝子を発現していることを明らかにした。腎臓の間質は、形態学的に何種類かに分類されているが、その中でも、繊維芽細胞様の1型間質細胞がmPRLを産生していると考えられる。また、我々は抗-mPRL受容体抗体を作製し、免疫組織的にmPRL受容体蛋白質の局在を調べた。この結果、尿細管の刷子縁と間質細胞の細胞膜にmPRL受容体が局在する事が明らかになった。恐らく尿細管の刷子縁に存在するmPRLーRは糸球体より濾し出されてきた脳下垂体由来のmPRLを再吸収するためにあると考えられる。これに対し、間質細胞の細胞膜に局在する受容体は間質自身が産生したmPRLを自ら受け取り、パラクリン・オートクリンの様式で働いているのではないかと推察される。また、脳下垂体においてPRLの転写調節に重要な役割を担っているのはPit-1呼ばれる転写因子である。我々は腎臓の間質細胞におけるmPRLの転写にやはりPit-1が関係しているのではないかと予想し、検索を行った。その結果、mPit-1の局在はmPRLのそれと一致し、mPit-1が腎臓の間質におけるmPRLの転写に関わっている可能性が示唆された。
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