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血管内皮細胞におけるu-PA/u-PAR系による分化制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08670069
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生理学一般
研究機関近畿大学

研究代表者

松尾 理  近畿大学, 医学部, 教授 (40030879)

研究分担者 高石 知明  近畿大学, 医学部, 助手 (90268409)
深尾 偉晴  近畿大学, 医学部, 助手 (70218874)
上嶋 繁  近畿大学, 医学部, 講師 (30193791)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード血管内皮細胞 / 血管新生 / ウロキナーゼ(u-PA) / ウロキナーゼ受容体(u-PAR) / マトリクスメタロプロテアーゼ(MMP) / フィブリン / ラット創傷治癒モデル
研究概要

ラットの背部皮下組織に移植したポリスチレン製カプセル内部には経時的(3,5,9および14日)に肉芽組織の浸出が見られた。フィブリン包埋カプセル内部には中空カプセル内部よりも有意に多くの組織が回収された。このことからフィブリンの存在が創傷治癒過程において促進的に作用することが示された。組織学的にはカプセル移植後5日目にはフィブリン包埋カプセル内部の組織中には顕著な血管の新生が認められ、中空カプセルでは9日目以降に新生血管が認められた。したがってフィブリンの存在によって血管内皮細胞の増殖および遊走が促進されたことが裏付けられた。ウロキナーゼ(u-PA)およびその受容体(u-PAR)の発現もフィブリンカプセル内組織において有意に高値を示した。マトリクスメタロプロテアーゼ(MMP)などの組織蛋白分解酵素の活性のパターンもフィブリン存在、非存在のカプセル内組織で異なっており、血管内皮細胞の増殖および遊走に及ぼす影響も異なっていることが示された。そのほかカプセル内部に貯留された組織滲出液および血漿中の蛋白分解活性なども両群で差異を認めた。結論としてラットの創傷治癒過程におけるプロテアーゼはu-PA/u-PARを中心としてMMPなどの活性発現が制御され、血管新生が誘導されること、およびこの調節の一部はフィブリンによって促進的に働くことが示された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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