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ミューオピオイド受容体に対するアンチセンスオリゴDNAの効果

研究課題

研究課題/領域番号 08670121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 薬理学一般
研究機関東海大学

研究代表者

岡 哲雄  東海大学, 医学部, 教授 (40055976)

研究分担者 吉川 正信  東海大学, 医学部, 助手 (90276791)
橋本 篤司  東海大学, 医学部, 講師 (80271592)
松宮 輝彦  東海大学, 医学部, 助教授 (20056203)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードミューオピオイド受容体 / アンチセンスオリゴDNA / 遺伝子発現抑制 / アンチセンスDNA投与方法
研究概要

(1)ラット脳のperiaquductal gray(PAG)に、ミューオピオイド受容体(μ-OR)に対する、ホスホロチオエ-ト化したアンチセンスオリゴDNA(S-オリゴ)(10μg)を1回だけ投与して、μ-ORmRNA量の経時的変化をRT-PCR法で調べた。その結果、投与後12時間目にのみ有意な減少(対照群の34%)が認められ、投与後6、24、および48時間目には有意な変化は認められなかった。次に、(2)PAGにS-オリゴ(10μg)を1日置きに3回投与し、μ-ORmRNA量の経時的変化を検討した。その結果、最終投与から12時間目および24時間目で5%に減少したが、48時間目には有意な変化は認められなかった。また、(3)PAGにS-オリゴ(10μg)を1時間毎に3回投与し、μ-ORmRNA量の経時的変化を調べた。その結果、最終投与から12時間目で14%、24時間目で15%に減少したが、48時間目には有意な変化は認められなかった。なお、(4)ラット脳の側脳室に、1回10μg、1日2回、5日間S-オリゴ(10μg)を投与し、最終投与から24時間目に全脳を摘出し、小脳を除いた全脳のμ-ORmRNAをノーザンブロット法で測定したところ、1-%に減少していた。
以上の実験結果より、S-オリゴ投与による標的タンパク質mRNA量の減少の程度は、S-オリゴの投与回数、投与間隔および投与後の時間経過などに影響されることが明らかにされた。そして、適切な投与方法を用いれば、S-オリゴにより、標的タンパク質を選択的に著しく減少させうることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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