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ピルビン酸キナーゼアイソザイム遺伝子の転写とスプライシングを制御する因子

研究課題

研究課題/領域番号 08670142
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医化学一般
研究機関福井医科大学

研究代表者

野口 民夫  福井医科大学, 医学部, 教授 (70135721)

研究分担者 稲津 哲也  福井医科大学, 医学部, 助手 (00242587)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードピルビン酸キナーゼ遺伝子 / NF1ファミリー / HNF4 / 選択的スプライシング
研究概要

1. ピルビン酸キナーゼ(PK)L遺伝子の炭水化物応答性転写制御領域を構成するLIIにHNF4とNF1ファミリー(NF1LとNF1/Red1)が結合するが,これらはLIIの重複する配列に結合することにより拮抗的に作用することを見いだした.すなわち,HNF4は転写活性を上げるのに対し,NF1LやNF1/Red1はHNF4の作用を抑制する.また,NF1ファミリーはS14遺伝子の炭水化物応答性領域のアクセサリー部位に結合するが,HNF4は結合しないことも明らかにした.したがって,NF1ファミリーはこれらの遺伝子の炭水化物応答性に対する補助因子として機能する可能性が考えられる.
2. PKL遺伝子の転写制御領域のLIIIに作用する転写因子として,ホメオボックスタンパク質のHEXを酵母での遺伝的選択法を使って同定したが,大腸菌で発現させたHEXはLIIIには結合しなかった.しかし,LIIに結合するHNF4やLIに結合するHNF1の活性を上昇させることが見いだされた.HEXはこれらの領域に直接に結合しないので,タンパク質間相互作用によりHNF4やHNF1の活性に影響を与えているものと考えられる.
3. PKM遺伝子転写産物の選択的スプライシングに関与するシスエレメントの同定を行った.その結果,肝癌細胞でのエキソン9の除去とエキソン10の選択に関与するエレメントがエキソン9の3′側とイントロン9の5′側の領域かエキソン10とイントロン10の相当する領域に存在することを示した.
4. PKM遺伝子の転写制御領域のC領域に結合する転写因子のクローニングを酵母での遺伝的選択法を使って試みているが,まだ成功していない.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kang,R.: "Relationship between the concentrations of glycolytic intermediates and expression of the L-type pyruvate kinase gene in cultured hepatocytes." J.Biochem.119. 162-166 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Takenaka,M.: "Alternative splicing of the pyruvate kinase M gene in a minigene system." Eur.J.Biochem.235. 366-371 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Yamada,K.: "Members of the nuclear factor 1 family and hepatocyte nuclear factor 4 bind to overlapping sequences of the L-II element on the rat pyruvate kinase L gene promoter and regulate its expression." Biochem.J.(in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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