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Small vessel vasculitisの臨床病理学的・分子病理学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 08670217
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

細田 泰弘  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051218)

研究分担者 廣瀬 茂道  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20245468)
神尾 尚彦  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80214518)
亀山 香織  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10245467)
池田 栄二  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30232177)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードSmall vessel vasculitis / 皮膚血管炎 / 好酸球性血管炎 / 肉芽腫性血管炎 / アポトーシス / p53 / bcl-2 / 好中球核破砕
研究概要

【対象・方法】皮膚の紫斑や硬結などを主訴として来院し生検の結果皮膚small vessel vasculitis(SVV)が確認された38症例43検体(男性20例、女性18例、平均年齢39.7歳)を対象とした。各症例についてHE染色を中心としてEVG,Mallory,PTAH,PAS染色ならびにIgG,IgA,IgM,C3c,fibrinogen,CD20,CD45RO,CD68の免疫染色を行い、浸潤する炎症細胞の種類により病理組織学的分類を試みた。さらにアポトーシスの関与を検討するため、p53wild型と、bcl-2に対する抗体を用いて免疫染色を行った。
【結果】1)皮膚SVVは、病理組織学的に5種類(好中球性34例・リンパ球性2例・肉芽腫性2例・好酸球性1例・その他1例)に分類可能であった。
2)アポトーシスを引き起こすとされるp53wild型は、血管炎部に浸潤する多数の好中球に強陽性、その一部を貧食したと思われるマクロファージに中等度陽性であった。一方アポトーシスを抑制する働きのあるbcl-2は、少数浸潤しているリンパ球に弱陽性であった。
【考察】今回我々は、肉芽腫生血管炎と、アレルギー性肉芽腫性血管炎ではない好酸球性血管炎と考えられる稀な症例を含むSVVの新たな組織分類を考案した。系統的疾患として血管炎をとらせる立場からみたこれまでのSVVの分類では、この2種のような血管炎を欠いており、組織学的分類としては充分でないと思われる。今後、症例のさらなる蓄積と詳細な検討を加える必要がある。一方、p53がLCVのみられる血管周囲に浸潤する好中球に陽性であったことから、LCVにおける核片出現には好中球のアポトーシスが関与しているものと推定された。また、bcl-2の染色パターンより、リンパ球自身は核片出現に積極的には関与していないと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 細田泰弘: "Small vessel vasculitis -皮膚血管炎を中心として-" 厚生省特定疾患 難治性血管炎調査研究班 1995年度研究報告書. 178-182 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 亀山香織: "新しい血管炎症候群の基礎と臨床-病理組織学的検査-" リウマチ科. 17(1). 40-45 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2025-11-17  

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