研究課題/領域番号 |
08670261
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
岡田 則子 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (20160682)
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研究分担者 |
土肥 名月 名古屋市立大学, 医学部, 技官 (60260791)
岡田 秀親 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30160683)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 補体制御因子 / ラットCrry / DAF / MCP / 補体反応 / トランスフェクタント / 異種移植 |
研究概要 |
1 異種細胞には自由に補体反応が起こるので、異種移植などでは補体による超急性拒否反応がおこる。ヒトのDAF, MCP及びHRF20 (CD59)の遺伝子をブタに導入したトランスジェニックブタの作成が試みられている。ヒトの補体制御膜因子をブタに発現させれば、このブタの皮膚や臓器をヒトに移植しても補体反応は起こらないと期待できるからである。しかし、ヒトへの異種移植用トランスジェニック動物の実用化に当たっては、動物実験による基礎研究の知見が必要である。 2 実験動物の種特異的補体制御膜因子としてラット5I2抗原(ラットCrry)につづいて、モルモットDAF、モルモットMCP及びマウスDAFのcDNAクローニングにも成功したので、ハムスター由来CHO細胞、サル由来COS7細胞等にこれらの種特異的補体制御膜因子のcDNAをトランスフェクトしてトランスフェクタントを作成した。トランスフェクタントでの補体制御膜因子cDNAの転写発現量をノーザンブロッド法や半定量RT-PCR法で測定して確認した。細胞膜上への蛋白発現量はモノクローナル抗体を用いて免疫蛍光染色し、フローサイトメトリーにて定量した。発現させたラットCrryやモルモットDAFが種特異的に補体反応を抑制する程度を、それぞれのトランスフェクタント細胞にウサギで作成した抗CHO等の抗体を作用させた後、ラットやモルモットの血清と反応させ、C3の沈着がトランスフェクタント細胞では強力に抑制されていることを確認した。C3の沈着はFITC標識抗C3を用いて蛍光染色し、フローサイトメトリーで定量した。3ラットやモルモットの補体の反応を強力に抑制することを確認した培養細胞をラットやモルモット皮下、腎被膜下、肝臓等に接種して、その移植トランスフェクタント細胞の消長の継時的解析をそれぞれに対する抗体で免疫染色して検討中である。
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