• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

蛋白質をブロットさせた膜上での細胞培養による蛋白質研究法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 08670267
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関国立がんセンター

研究代表者

寺崎 武夫  国立がんセンター, 研究所・病理部, 主任研究官 (80142652)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード二次元セルブロット法 / セルブロット / 蛋白質解析法 / 二次元電気泳動 / 肺小細胞癌 / 分化 / 神経突起 / セル ブロット / 培養細胞
研究概要

1. 二次元セルブロット法(II-D Cell Blot法)の確立。トリプシンで部分消化したフィブロネクチンを、二次元電気泳動後、PVDF膜に転写した。その膜上でフィブロネクチン細胞結合ドメインの存在するスポットを、抗体を用いて確認した。また、蛋白質を転写したPVDF膜上にbaby hamster kidney(BHK-21)細胞を培養し、一日後の細胞接着と細胞形態を肉眼的にあるいは、顕微鏡を用いて観察した。その結果、フィブロネクチン細胞結合ドメインの存在するスポットの位置と、細胞が膜に強く接着したスポットの位置とが一致した。PVDF膜上に転写された蛋白質の一次構造解析法は、アミノ酸シークエンサーを用いて確立している。すなわち、本法を用いて、細胞の接着、分化、死に関連する蛋白質を二次元電気泳動上のスポットとして確認し、そのスポットを切り出してアミノ酸配列を解析することにより、蛋白質の解析は、容易になった。
2. 二次元セルブロット法を用いて、肺小細胞癌培養細胞を神経様細胞に分化誘導させる分子を、肺腺癌培養細胞株培養上清中から、二次元電気泳動上のスポットとして確認した。蛋白質のアミノ酸配列解析から、本蛋白質が、新しい細胞分化誘導因子であることを明らかにした。
3. 我々の確立した、二次元セルブロット法を用いて、細胞の接着、分化、死に関連する蛋白質の解析をさらに進める計画である。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Kazuhiko Tanaka: "Development and Elongation of Neurite-like Outgrowth on Small Cell Lung Cancer Cell Lines" Japanese Journal of Cancer Research. 88・2. 176-183 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeo Terasaki: "Two-Dimensional Cell Blot Method" Cell Structure and Function. 23・Sup. 139-139 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuhiko Tanaka: "Development and Elongation of Neurite-like Outgrowth on Small Cell Lung Cancer Cell Lines" Japanese Journal of Cancer Research. 88-2. 176-183 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeo Terasaki: "Two-Dimensional Cell Blot Method" Cell Structure and Function. 23-Suppl.139 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kazuhiko Tanaka: "Development and Elongation of Neurite-like Outgrowth on Small Cell Lung Cancer Cell Lines" Japanese Journal of Cancer Research. 88・2. 176-183 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 寺崎武夫: "肺腺癌細胞培養上清中に存在する肺小細胞癌培養細胞分化因子の精製" 日本癌学会総会記事. 498-498 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuhiko Tanaka: "Development and Elongation of Neurite-like Outgrowth on Small Cell Lung Cancer Cell Lines" Japanese Journal of Cancer Research. 88・2. 176-183 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi