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1番染色体短腕36領域の大腸癌抑制遺伝子の単離と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08670268
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関(財)東京都臨床医学総合研究所

研究代表者

田中 貴代子  財団法人 東京都臨床医学総合研究所, 腫瘍生化学研究部門, 研究員 (40124474)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード大腸癌 / 癌抑制遺伝子 / cDNAライブラリー / 1番染色体移入細胞 / リバータント細胞 / スクリーニング / ホモロジー検索 / ノーザンブロット
研究概要

DNAおよび染色体分析から大腸癌では1番染色体短腕で欠失、染色体転座などがみられることから癌抑制遺伝子の存在が強く示唆される。そこで、1番染色体上の癌抑制遺伝子を単離するために、正常1番染色体短腕34-36領域の移入により癌形質の抑制された大腸癌細胞と、36領域一部が脱落し癌形質が再発現されたリバータント細胞のcDNAとの間でサブトラクションを行い、cDNAライブラリーを作製した。移入細胞でのみ強く発現しているクローンを選別するために、1番染色体移入細胞とリバータント細胞のpoly(A)RNAからのcDNAプローブを作製し、cDNAライブラリーをスクリーニングした。さらにノーザンブロット分析により移入細胞でのみ発現していることを確認したクローンのインサートのシークエンスを行いホモロジー検索をしたところ、既知遺伝子との類似性は見い出されなかった。そこで、得られたクローンのインサートをプローブとして大腸癌、正常粘膜での発現を調べたところ正常粘膜でのみ強く発現していることが分かった。さらに、組織間での発現を調べた結果、小腸、大腸で強く発現していた。現在、得られたクローンをプローブとして、正常粘膜cDNAライブラリーをスクリーニングし完全長cDNAを得ることを試みている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tanaka,K.: "Suppression of tumorgenicity and invasiveness of colon carcinoma cells by introduction of normal chromosome 8p12-ter." Oncogene. 11. 405-410 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Muraoka,M.: "p300 gene alterations in colorectal and gastric carcinomas." Oncogene. 12. 1565-1569 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Konishi,M.: "Molecular nature of colon tumors in hereditary nonpolyposis colon cancer,familial polyposis and sporadic cases." Gastroenterology. 111. 307-317 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Miyaki,M.: "Differences in characteristis of colon tumors between HNPCC,FAP and sporadic cases" Gastroenterological Carcinogenesis. 745-748 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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