研究課題/領域番号 |
08670366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
林 眞一 鳥取大学, 医学部, 教授 (50208617)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | meマウス / チロシンフォスファターゼ / Hcph / PTP1C / SHP1 / B前駆細胞 / 自己免疫疾患 / インターロイキン7 / c-Kit / c-Fms |
研究概要 |
Hcph/PTP1C/SHP1チロシンフォスファターゼ欠損motheaten(me)マウスは様々な造血因子の受容体の脱リン酸化が遅延し、シグナルが強調された形で表現される。特に、培養ではマクロファージ、単球系の細胞の異常増殖のため他の血液細胞系譜の出現が完全に阻害される。我々はM-CSF受容体c-Fms対する阻害性抗体を添加することでme骨髄よりpro-B細胞株を樹立した。meマウスのB細胞はほとんどすべてCD5陽性の自己免疫疾患で増加するB細胞群で占められている。今回、樹立した細胞株(MEBl-4)はIL-7とSCFに依存性に増殖し、特にIL-7を除くと速やかにアポトーシスで死滅した。免疫グロブリン遺伝子はDJ再構成のみが行われておりVDJの再構成前の未熟な細胞株であった。RAG-2(-/-)マウス及びp53(-/-)マウスより同様に未熟B前駆細胞を作製しHcphの発現を検討した結果、DJ再構成以前より発現し分化してもその発現は継続されていることが確認された。MEB1-4は初期B前駆細胞に発現している分子には大きな変化はみられなかったが、既にCD5を発現しており、さらにscidマウスに経静脈投与すると骨髄で維持、増殖し、脾臓と腹腔に散布された。正常マウスにみられるCD5 B前駆細胞は胎仔肝から腹腔へ移動すると予想されており、この細胞株を用いることでCD5 B細胞の遊走、分化、増殖機構の解析が可能となった。Hcphの欠損した細胞株は現在まで報告がなく、シグナル伝達系解析にも有用と考えられる。
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