研究課題/領域番号 |
08670367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
中村 守彦 島根医科大学, 医学部, 助手 (20155865)
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研究分担者 |
谷河 精規 島根医科大学, 医学部, 教授 (60084860)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 抗原非特異的 / サプレッサー因子 / T細胞受容体 / サンプレッサー因子 / ユビキチン |
研究概要 |
天然型抗原非特異的サプレッサー因子(MNSF)をマウスT細胞ハイブリドーマの培養上清よりモノクローナル抗体を利用して精製した。イモビロンP紙上にブロット後、アミドブラックにて染色して目的のタンパク質を切り取り、自動アミノ酸配列解析装置にて18個のN-末端配列を決定した。この情報をもとにミックスオリゴマーを合成してRACE法にてMNSFαの部分cDNAを増幅した。単離したMNSFα cDNAは約650bpであった。RT-PCRにて解析した結果、MNSFα mRNAはコンカナバリンA(Con A)で刺激したT細胞で強く発現していたが、リポポリサッカライド(LPS)で刺激したB細胞では全く検出されなかった。Kinetics解析を行ったところ24時間後にピークを認め、これまでの知見とよく一致した。これはもう一つのサブユニットであるMNSFβ mRNAが常に発現しているのと対照的である。MNSFαの部分cDNAの塩基配列を自動解析装置で決定した。その情報から予想されるアミノ酸配列(すなわちポリペプチド)はこれまでに報告のない新しいものであった。ホモロジー・サーチにより、T細胞受容体(TCR)α-鎖に約40%の相同性を示した。この結果はMNSFαがTCRα関連物質であるというこれまでの仮説を強く支持するものである。現在MNSFαの全塩基配列を決定中であり、近い将来MNSFαのリコンビナントを用いた実験により、さらに詳しくMNSFの作用機構を解明していく所存である。
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