研究課題/領域番号 |
08670456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
中村 健一 昭和大学, 医学部, 教授 (90050400)
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研究分担者 |
瀬古 知永子 昭和大学, 医学部, 助手 (50276557)
杉森 裕樹 聖マリアンナ医科大学, 助手 (20276554)
井原 一成 東邦大学, 医学部, 講師 (10266083)
大生 定義 株式会社三井物産, 診療所, 所長
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 疫学 / 産業保健 / コホート研究 / ストレス / ライフスタイル / メンタルヘルス / 海外勤務 / 標体調査 / 標本調査 |
研究概要 |
目的 : 海外勤務の前後で勤労者が経験するストレスやライフスタイルおよび健康状態の変化を国内勤務者との比較で明らかにすることである。 対象と方法 : 某総合商社男性社員で、海外勤務者299人と国内勤務者322人から成るコホートを設定し追跡調査を行った。自記式質問紙を用いて、海外勤務者については赴任時健診際にベースライン調査を、各赴任時健診から1年後に追跡調査を実施した。国内勤務者については、1996年12月にベースライン調査を1997年12月に追跡調査を実施した。海外勤務者と国内勤務者の年齢分布の差を考慮して37歳以下と38歳以上の層別に、海外勤務者のライフスタイルやストレスの1年間の変化を国内勤務者のそれと比較した。 結果 :海外勤務者では194人、国内勤務者では256人の追跡を完了した。追跡期間中の退職や、国内勤務者からの新たな海外赴任者などを除外した追跡率はそれぞれ64.8%と78.9%であった。国内勤務者に比較して海外勤務者の1年間の変化は次ぎのような特徴を持っていた。37歳以下の者では、運動習慣にある者、夕食を早めにとるものの割合が増える一方で、みそ汁や日本茶、魚、豆腐など大豆料理、野菜の摂取頻度の少ない者の割合が増え、ジュースや油を使った料理の摂取頻度の多い者の割合も増えていた。また、Job Content Questionnaire で測定した仕事の要求度も増えていた。38歳以上の者では、運動習慣のある者、夕食を早めにとる者、外食の頻度の多い者、アルコール摂取量を減らしている者、間食をする者の割合が増えていた。みそ汁、緑茶、魚、豆腐など大豆料理、野菜の摂取量の多い者の割合が増えていた。20項目版で測定した General Health Questionnaireの得点もまた増えていた。
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