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ABO式遺伝子型(A,B,O^A,O^G)の簡易判定法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670475
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関山形大学

研究代表者

梅津 和夫  山形大学, 医学部, 助教授 (10091828)

研究分担者 鈴木 庸夫  山形大学, 医学部, 教授 (70004588)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードABO式血液型 / PCR-APLP / O^A遺伝子 / O^G遺伝子 / A^G遺伝子
研究概要

これまでABO式血液型の遺伝子レベルでの解明が進み、DNAからの型判定が可能となってきた。しかし、現在主として実施されているPCR-RFLP法は複雑なABO式血液型遺伝子の分析には不向きであることが明らかになってきた。そこで今回、これまで試みられてきた遺伝子型に特異的なプライマーによる方法を改良したAPLP法を考案した。本法は従来法と異なり、遺伝子型特異的プライマーの5'末端に比相補的塩基を加えることにより、各遺伝子型をPCR産物の鎖長の違いにより識別しようとするものである。すなわち、A^1,A^2,A^G,B,O^2,O^A,O^G型遺伝子の塩基置換を区別するために、10種類の特異プライマーを設定し、さらに各遺伝子産物の鎖長が少なくとも8bp以上異なるように一部の5'末端に本来の配列に対応する塩基とは異なる配列を用いた。各々の型判定は10-100ngの鋳型DNAに対して、上記の10個のプライマー等を加えてPCRを行った。その結果、2〜5本のバンドが検出され、パターンによりすべての型判定が可能であった。なお、これらは血清学的検査結果と全例が一致し、PCR-APLP法の信頼性が確立された。さらに本法は、血清学的では区別できないO^A,O^G,O^2,A^G型遺伝子の識別が可能となった。本法は、PCRから型判定まで3時間程度の短時間で終了すると共に、より微量での検出が可能となり、且つ、型判定の信頼性がより向上した。今後本法は、法医学領域のみならず、臨床分野での活用も期待される。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Watanabe G et al: "Amplified product length polymorphism (APLP) : a novel strategy for genotyping the ABO blood group" Human Genetics. 99(1). 34-37 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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