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新しい遺伝子座位(D7S21)で応用されたMVR-PCR法による集団遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 08670482
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関名古屋大学

研究代表者

山本 敏充  名古屋大学, 医学部, 助手 (50260592)

研究分担者 打樋 利英子  名古屋大学, 医学部, 助手 (20223571)
勝又 義直  名古屋大学, 医学部, 教授 (30109326)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードヒトミニサテライト / MVR-PCR / D7S21 / 集団遺伝
研究概要

ミニサテライトDNAの1つであるMS31Aのフランキング領域に存在する3箇所の遺伝的多型部位を利用してアリルの繰り返し単位内の変異(a-,t-,O-タイプ)をマッピングするアリル特異的MVR-PCR法を用いて149個の血縁関係のない日本人のアリルを分析したところ、異なるアリルが147種類検出された。ドットマトリックス法によってホモロジーの分析をしたところ、それぞれ部分的に特定のリピート配列を共有する7つのグループに分けられ、99.99%以上の高いヘテロ接合度を示したが、17.4%のアリルは全長50リピート程度の比較的短いものであり、これらの殆どが酷似したリピート配列を持ち、Caucasianのアリルには見られないものであった。これらの短いアリルにはaOaOaで繰り返しが終わる特徴的な構造を持つものが多くみられた。また、繰り返し単位内のa-,t-,O-タイプの組成は、それぞれ49.6%、45.3%、0.9%でa-,t-タイプの比はほとんど同じであった。このグループのアリルの突然変異率は高くないことが予想され、これらのアリルは他のアリル特異的MVR-PCR法が可能で、現在までに多くのアリルが検出されているMS32共に用いるとさらに多くの集団遺伝学的研究、特に日本人集団の起源などの研究にかかさない遺伝情報を与えてくれることがわかった。
このように、MS31Aアリルのアリル特異的MVR-PCR法によるマッピングは日本人だけでなく、世界中における民族特異性や相互の関連性について極めて有力な遺伝マーカーになり得るものと期待された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Huang,Xiu Lin: "Analysis of allelic structures at the D7S21 (MS31A) locus in the Japanese using minisatellite variant repeat mapping by PCR (MVR-PCR)." Annals of Human Genetics. 60. 271-279 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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