研究課題/領域番号 |
08670489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
松原 和夫 島根医科大学, 医学部, 助教授 (20127533)
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研究分担者 |
井津 智子 島根医科大学, 医学部, 助手 (80263515)
高橋 節典 島根医科大学, 医学部, 助手 (90032226)
木村 恒二郎 島根医科大学, 医学部, 教授 (30153191)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | セレギリン / デプレニル / 覚醒剤 / 光学異性体 / 光学分割 / ガスクロマトグラフ / 尿中排泄 / 代謝 |
研究概要 |
抗パーキンソン病薬として、臨床使用開始が間近である「セレギリン」(塩酸デプレニル)を健常者に投与し、尿中に排泄される代謝物を分析した。代謝物として覚醒剤が排泄され、常用量(2-4錠)の服用で、一般的に覚醒剤濫用のスクリーニング試験に用いられるカットオッフ値である1μg/mlを越える値が全被験者から検出されることが判明した。このことは、覚醒剤の濫用とセレギリンの服用を識別する方法が必要となることを示す。分析方法において光学活性カラムを用いた光学分割分析を行うと、セレギリンの服用によってはL体の覚醒剤のみ検出され、覚醒剤乱用者からはD体のみ検出され、両者の識別は可能であった。セレギリンのみに由来するデスメチルセレギリンを検出することもセレギリン服用の証明となるが、排泄量が極めて低く検出可能時間が短く実務的とは言えなかった。また、アンフェタミン/メタンフェタミンの尿中比においても、かなりの相違が認められ、セレギリン服用では高く覚醒剤濫用では低い値であった。しかし、これには覚醒剤乱用者に少数ながら例外が存在し、確証とするには光学活性分析が不可欠であると結論した。
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