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自己免疫(I型)糖尿病発症における膵島細胞のアポトーシスの意義

研究課題

研究課題/領域番号 08670544
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内科学一般
研究機関福岡大学

研究代表者

安西 慶三  福岡大学, 医学部, 助手 (60258556)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードI型糖尿病 / アポトーシス / NODマウス
研究概要

I型(自己免疫)糖尿病は、主に自己免疫機序を介して生じた膵島炎により膵β細胞が破壊され、インスリンの絶対的な不足をきたして発症すると考えられている。しかし膵β細胞の破壊がアポトーシスによるものか、ネクローシスによるものかは未だ明らかではない。私たちは、断片化したDNAの3'末端を標識することにより組織内のアポトーシス細胞を特異的に検出する方法であるTerminal deoxynucleotidyl transferase mediated dUTP biotin nick end labelling(TUNEL)法を用いて、I型糖尿病のモデル動物であるnon obese diabetic(NOD)マウスにおける膵β細胞破壊とアポトーシスの関連を検討してた。その結果、特に糖尿病発症前の15週齢前後の膵β細胞にアポトーシスを認め、10週齢以前および糖尿病発症後にはアポトーシスを認めないことより、アポトーシスによる膵島細胞障害が糖尿病発症に深く関与している可能性が示唆された。さらにアポトーシスを誘導する機序として、膵β細胞にFas抗原の表出が観察されることより、Fas-FasL系の関与が考えられた。またin vitroでは膵β細胞株はサイトカインによりiNOSを発現し、NOを介してアポトーシスを生じるとされているが、私たちはin vivoで膵β細胞にiNOS抗原の表出は認めなかった。今後アポトーシスとサイトカインの関連も検討していく必要があると考える。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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