研究課題/領域番号 |
08670552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
野村 文夫 筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (80164739)
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研究分担者 |
中井 利昭 筑波大学, 臨床医学系, 教授 (30049192)
野田 公俊 千葉大学, 医学部, 教授 (60164703)
磯部 和正 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (10151440)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ADPリボシル化反応 / アルコール / フォスフォグルコチターゼ / フィースファグルコムターゼ / フォスフォグルコムターゼ |
研究概要 |
細胞蛋白が受ける翻訳後修飾のひとつであるADPリボシル化反応のうち、内在性の反応は、肝細胞機能の調節に重要な役割を果たしていると考えられている。我々は肝細胞の58kDa蛋白の内在性ADPリボシル化反応が、長期飲食後に著名に亢進することをすでに報告したが、今回はこの58kDa蛋白を同定し、この現象の意義を明らかにすることを目的とした。 SD系雄ラットを用い、アルコール含有液体飼料による4-6週間のpair-feedingの後、肝可溶化蛋白から2段階の高速液体クロマトグラフィーにより、上記58ka蛋白を部分精製し、SDS-PAGE,PVDF膜へのtransferの後、ADPリボシル化される蛋白のN末端アミノ酸配列を決定した結果、グリコーゲン分解系と解糖系をつなぐphosphoglucomutaseと判明した。さらに、このphosphoglucomutaseにADP-リボースを転移する酵素活性が、長期飲酒後に増加することを明らかにした。実際に長期飲酒後の肝におけるphosphoglucomutase活性は有意に増加しており、この増加はADP-リボースによる修飾反応の結果であることが推測された。
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