• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

迷走神経による血中消化管ホルモン認識:ENTEROGASTRONE機構の機序

研究課題

研究課題/領域番号 08670573
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関金沢大学

研究代表者

中林 肇  金沢大, 教授 (20019988)

研究分担者 中川 淳  金沢大学, 医学部・附属病院, 助手 (70262574)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード迷走神経 / 胃 / ソマトスタチン / 神経化学受容機構
研究概要

膵・消化管ホルモンは,門脈中に放出され一度肝を通過して後、標的器官に作用すると考えられている.しかし我々は膵・消化管ホルモンが肝・門脈領域において迷走神経肝臓枝により感知され,この求心性情報存在が中枢神経系に伝達され,さらに遠心性情報となって腹部内臓機能を制御する機構の存在につき検討を加えてきた.事実脳腸ホルモンの一つであるsomatostatin(SS)が門脈内に出現すると,迷走神経肝枝の求心活動が増加すること,また免疫組織学的に肝内門脈内皮直下にSSを選択的に捉える神経小体が存在しその中には求心性神経線維があることを見いだした.このことは,SS受容体を発現する迷走神経終末により門脈血中SSレベルがモニターされていることを示す新しい知見である。
そこで本年度は,胃より分泌されるSSがSS受容体を発現する神経終末にて認識されるか否かにつき,胃静脈系にのみSSを投与し迷走神経胃枝の求心性電気活動を,さらに同神経の遠心性活動の変動を検討した.その結果は以下のごとくである.
1,Wistar系ラットを用い麻酔下に実態顕微鏡下に迷走神経胃枝(腹側)を同定分離し,既報の方法で同神経のin situにおける求心性電気活動を連続測定した.SSを胃大わん側静脈系に,SSの胃局所の生理的変動範囲の濃度になるように局所注入したところ,求心性電気活動は有意に増加した.
2,胃静脈系SS投与が胃迷走神経遠心性電気活動に与える影響については現在検討中である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi