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肺癌の遺伝子発現の制御に基づく治療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670640
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関北海道大学

研究代表者

秋田 弘俊  北海道大学, 医学部・附属病院, 講師 (70222528)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード肺癌 / 遺伝子発現 / アンチセンス / レチノイン酸
研究概要

1.c-myc、L-myc遺伝子各々のタンパク質翻訳開始部位に対するアンチセンスDNA(フォスフォロチオエ-ト型、15塩基)を合成した。c-myc遺伝子を発現している肺小細胞癌細胞株NCI-H82およびNCI-H417において、c-mycアンチセンスDNA(10μM)は細胞増殖抑制効果を示した。L-myc遺伝子を発現している肺小細胞癌細胞株NCI-H209およびNCL-H510において、L-mycアンチセンスDNA(10μM)は細胞増殖抑制効果を示した。
2.各種レチノイン酸(all-trans-レチノイン酸、9-cis-レチノイン酸、13-cis-レチノイン酸)を上記の細胞株の培養液に添加したところ、各レチノイン酸間で細胞増殖に対する効果に差を認めなかった。NCI-H82およびNCI-H510細胞の増殖は10μMのall-trans-レチノイン酸添加でれぞれ、47%および21%抑制された。NCI-H209細胞の増殖はall-trans-レチノイン酸添加の影響を受けなかった。
3.NCI-H82細胞を材料としてc-mycアンチセンスDNAとall-trans-レチノイン酸の併用添加が細胞増殖およびc-myc遺伝子発現に対して示す効果を検討した。c-mycアンチセンスDNAとall-trans-レチノイン酸の単独に比してNCI-H82細胞の増殖を相加的に抑制した。c-mycアンチセンスDNAとall-trans-レチノイン酸の併用は、各々の単独に比して、NCI-H82細胞のc-myc mRNA発現を相加的に抑制した。c-mycアンチセンスDNAとall-trans-レチノイン酸の併用は、各々の単独に比して、NCI-H82細胞のc-mycタンパク質発現を相加的に抑制した。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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