研究課題/領域番号 |
08670658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
鈴木 榮一 新潟大学, 医学部, 助教授 (30187710)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 特発性間質性肺炎 / 膠原病に伴う間質性肺炎 / 肺内病変分布 / 画像解析装置 / 気管支肺胞洗浄 / 肺内細胞 / 細胞表面マーカー / 肺線維芽細胞 / 線維芽細胞 |
研究概要 |
特発性間質性肺炎(IIP)と膠原病に伴う間質性肺炎(IP-CVD)の胸部高分解能CT画像の評価と画像解析装置IBASによる解析により、両者の病変分布の特徴や各膠原病間での違いが明らかになるとともに、その広がりの定量的な評価がある程度可能となった。 一方、気管支肺胞洗浄液所見の解析、特に回収されたリンパ球と肺胞マクロファージのFACScanによる細胞表面マーカーの検討、さらに、肺胞マクロファージのcompetitive PCR法によるサイトカインmRNA発現の検討により、両疾患での肺局所での病態の違いが明らかにされ、また、膠原病間での違いも明らかにすることができたと思われる。 さらに、胸腔鏡下肺生検および経気管支肺生検の生検肺組織材料からの肺線維芽細胞の培養が可能となり、各疾患ならびに同一症例の病変の強弱による生検部位の違いから、線維芽細胞の特徴を検討している。また、間質性肺炎から不可逆性の線維化に至る課程の指標として、I型膠原線維合成の際に生成されるprocollagen typeI carboxyterminal propeptideを、肺線維芽細胞培養上清および患者血清で測定し、各疾患での特徴や予後との関連を検討している。 加えて、IIPやIP-CVDをはじめとする間質性肺炎・肺線維症におけるremodeling/repairには、肺内上皮細胞のplasminの関与が重要と考え、その基礎的研究を展開している。
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