研究課題/領域番号 |
08670713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
由村 健夫 九州大学, 医学部, 講師 (00201054)
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研究分担者 |
佐竹 真理恵 九州大学, 医学部, 医員
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | Charcot-Marie-Tooth 病 / Connexin / gap junction / Charcot-Marie-Tooth病 / connexin / 遺伝性ニューロパチー / connexin32 / connexin43 |
研究概要 |
1.変異connexin32(Cx32)の細胞へのtransfection 日本人Charcot-Marie-Tooth病type Xでの変異Cx32の2種(C53S,P172R)をC6細胞に感染させ、機能を検討した。 (1)変異Cx32の発現はmRNAレベルでも、蛋白レベルそのsize,量とも野生型Cx32と同じであった。即ち変異Cx32も蛋白まで正常のプロセッシングを受けていると考えられた。 (2)細胞の免疫染色で観察すると、野生型Cx32感染細胞では細胞膜がdot状に染まったのに対して、変異Cx32では2種とも細胞質が強く染まり、細胞膜はdot状には染まらなかった。即ち変異Cx32蛋白は細胞膜まで移行していない可能性が考えられた。 (3)lucifer yellowの細胞間移動を観察すると、野生型Cx32感染細胞では十分な移動があるのに対して、変異型では殆ど移動は観察されない。即ち変異型Cx32は正常なgap junctionを形成しえないと考えられた。 (4)変異型Cx32感染細胞のミエリン遺伝子発現と細胞増殖能は、野生型のそれと差はなかった。即ち少なくともこの実験系では、変異型Cx32がそれらに影響を及ぼしている証拠は得られなかった。 2.培養シュワン細胞でのCx32の発現 後根神経節細胞とシュワン細胞のco-cultureでCx32の発現を検討した。ミエリン塩基性蛋白(MBP)とPo蛋白は培養の2日から発現しているのに比べ、Cx32は培養開始後1週間以後に始めて出現した。それはmRNAレベルでも蛋白レベルでも同様であった。以前のin vivoのデータと併せて、Cx32はミエリン形成にはさほど必要ではなく、その維持により必要であることが考えられた。
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