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重症筋無力症の病態及び治療法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670717
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経内科学
研究機関長崎大学

研究代表者

吉村 俊朗  長崎大学, 医療技術短期大学部, 教授 (80182822)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
キーワード重症筋無力症 / アセチルコリンレレセプター / 免疫寛容 / ラット / 病理 / 電子顕微鏡
研究概要

A.実験的重症筋無力症ラットを作成しシビレエイから精製したアセチルコリンレセプター(AChR)をラットに経口投与し、免疫寛容を惹起させる。Torpedo japonica(シビレエイ)の発電器官からシビレエイAChRを精製した。150gのルイスラットをシビレエイAChRとcomplete Freune's adjuvantで免疫し、実験的重症筋無力症ラット10匹を作成した。5匹の実験的重症筋無力症ラットにシビレエイAChRを0.5mg/Kg毎日経口投与した。また、残りの5匹にはコントロールとして卵白アルブミン0.5mg/Kgを経口投与しコントロールとした。AChR経口投与前,投与後2週、4週、8週の抗AChR抗体価は実験群で前;15nm/ml、2週;13nm/ml、4週;15nm/ml、8週;16nm/ml、コントロール群は投与前;13nm/ml、2週;11nm/ml、4週;18nm/ml、8週;16nm/mlであった。運動終盤を電子顕微鏡で観察する限り、両群間に差を認めない。今後、観察する運動終盤の数を増やし、postsynaptic membrane length,postsynaptic areaを計測する。血清抗体価及び運動終盤の形態から判断する限り、この実験条件下では実験的重症筋無力症発症後の、病態を抑制することはできなかった。今後、経口的にAChRを投与している条件下で発症が予防できるかどうかの検討が必要と思われる。
B.ラットの長趾伸筋に塩酸ブピバカインを注入し、脱神経を行いextrajunctional AChRをもつ組織を作成し、人重症筋無力症患者から抽出したヒトIgGをラットに注入し、光顕でextrajunctional AChRにIgGの沈着を確認した。
Freeze fractureでの観察は未。今後行う予定。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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