研究課題/領域番号 |
08670736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
古玉 大介 (1997-1998) 大阪医科大学, 医学部, 助手 (70291987)
木村 文治 (1996) 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90204990)
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研究分担者 |
辻 久仁子 大阪医科大学, 医学部, 専攻医
田上 宗芳 大阪医科大学, 医学部, 専攻医
中嶋 秀人 大阪医科大学, 医学部, 専攻医
伊藤 巧 大阪医科大学, 医学部, 専攻医
篠田 恵一 大阪医科大学, 医学部, 講師 (60187367)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 運動ニューロン / カルシウムチャンネル / 自己抗体 / 細胞死 / Amyotrophic latenal Sclersis / VSC 4.1 / polyglutamine / SBM4 |
研究概要 |
近年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者血中に電位依存性カルシウムチャンネルに対する抗体が存在することが報告され、この抗体の刺激による神経細胞内カルシウム濃度の上昇が運動ニューロンの神経細胞死につながる可能性が示唆されている。本研究では、患者血中に存在する抗体が、報告されている骨格筋型(α1S)以外に、神経細胞型(α1A,B,C,D,E)カルシウムチャンネルをターゲットとするかどうかを知ることを目的とした。まず、患者血清が免疫沈降した脳タンパクを各α1サブタイプを特異的に認識する抗体で検出することにより、ALS患者血中に神経細胞型カルシウムチャンネルをターゲットとする抗体の存在を調べた。その結果、各神経細胞型カルシウムチャンネルに対する抗体はそれぞれ25〜65%の患者で陽性であった。最も陽性率の高かったのはα1Eに対する抗体であったが、患者によって様々な組み合わせで各サブタイプに対する抗体が認められた。ALS患者血中には多彩な神経型電位依存性カルシウムチャンネルに対する抗体が存在するこが明らかとなった。つぎのステップとして、これらのチャンネル機能、ひいては神経機能におよぼす影響を調べることにより、筋萎縮性側索硬化症における抗電位依存性カルシウムチャンネル抗体の意義が明らかになると期待される。
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