研究課題/領域番号 |
08670748
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
上月 正博 東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (70234698)
|
研究分担者 |
佐藤 徳太郎 東北大学, 医学部, 教授 (70004687)
神本 昌宗 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (00271924)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 腎不全 / 心不全 / 心肥大 / シクレタニン / FMLP / アポトーシス / 冠状動脈 / 腎保護作用 / endothelin / losartan / Alzheiner |
研究概要 |
平成9年度は(1)糖尿病高血圧モデルラットに降圧薬のシクレタニンを長期投与して心血管肥大・増殖、腎保護作用に対するこれらの薬剤の効果を検討し、この薬剤は降圧をきたさない量でも心肥大抑制、腎組織保護作用を有することが判明し発表した。(2)ヒト冠状動脈におけるf-Met-Leu-Phe(FMLP)の血管収縮作用およびそれに引き続く血管拡張作用を薬理学的に検討し、合わせてその作用部位が血管内皮及び外膜にあることを証明した。また、PT-PCR法を用いて、ヒト冠状動脈および白血球でのFMLP受容体であるFPRH1、FPRH2それぞれのmRNAを検討した結果、互いにFMLPの受容体が、かなりの相同性を有していることを証明した。(3)心筋梗塞モデルラットの組織学的、生理学的特徴を検討し循環器疾患に対する運動療法の効果判定に応用できる可能性が高いこと、国際リハビリテーション医学会で発表し、新しい試みとして大いに注目された。(4)endothelin receptor type A antagonistは、運動中の5/6腎摘除慢性腎不全モデルラットの心肥大抑制、腎組織保護作用を有しないことが判明し、発表した。(7)心肥大に及ぼすmechanical stretchとhormooneの影響、さらに降圧薬の影響に関してはデータ解析中である。(8)自然発症高圧ラットを長期運動負荷をおこない、左冠状動脈結紮・再灌流をおこなった際の心筋アポトーシスが運動によって防止可能か否かの実験を行っている。
|