研究課題/領域番号 |
08670803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐藤 真司 九州大学, 医学部, 助手 (60274445)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 自然発症高血圧ラット / 冠動脈平滑筋 / β-escinスキンドファイバー / 収縮蛋白系Ca^<2+>感受性 / 細胞内情報伝達 / GTP結合蛋白質 |
研究概要 |
1.微小平滑筋標本で張力測定が可能なように筋標本固定用チェンバー、張力トランスデューサー、張力アンプ等をセットアップした。 2.スキンドファイバー実験用の溶液は特殊であるので(特にカルシウムの混入が問題)、この点当研究施設の水が適切かどうかチェックを要した。 3.自然発症高血圧ラットと正常ラットの冠動脈で収縮蛋白系のCa^<2+>感受性が変化していないことをβ-escinスキンドファイバー標本で確認した。 4.正常ラット冠動脈β-escinスキンドファイバー標本において、GTP存在下にイソプロテレノールで刺激すると、収縮蛋白系のCa^<2+>感受性は抑制された。この反応はサイクリックAMPでも再現された。このことからラット冠動脈β-escinスキンドファイバー標本においてはベータ受容体の機能が保持されていること、ベータ受容体刺激は収縮蛋白系のCa^<2+>感受性の抑制に働くことがわかった。自然発症高血圧ラット冠動脈では、このベータ受容体刺激による収縮蛋白系のCa^<2+>感受性の抑制が正常ラットより弱い印象があるが、例数が少ないためか一定の傾向がまだ得られていない。今後例数を増やしていく予定である。
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