研究課題/領域番号 |
08670857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渋谷 和彦 (1997) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80206151)
小林 茂俊 (1996) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (70260487)
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研究分担者 |
礒田 貴義 (磯田 貴義) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80272574)
小林 美由起 (小林 美由紀) 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60205391)
林 泰秀 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (30238133)
柳澤 正義 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (90049031)
渋谷 和彦 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80206151)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 急性リンパ性白血病 / p16遺伝子 / p15遺伝子 / p53遺伝子 / RAS遺伝子 / 癌抑制遺伝子 / メチル化 / 急性リンパ性白血癌 / P16遺伝子 / P15遺伝子 / FHIT遺伝子 / FLT3遺伝子 / DCC遺伝子 / サザン解析 / P53遺伝子 |
研究概要 |
p16/MTS1/CDKN2遺伝子は多数の癌でホモ接合体欠失(homozygous deletion,HD)が報告され注目されている。小児小児急性リンパ性白血病(ALL)におけるp16,p15,FHIT,FLT3,DCC遺伝子を検討した。p16遺伝子は、T-ALLでは、新鮮白血病56例中26例(46%)、細胞株17株中12株(71%)に異常がみられ、このうちHDはそれぞれ22例(39%)、10株(59%)にみられた。B前駆型-ALLでは、初診時45例中11例(24%)、再発時22例中5例(23%)、細胞株15株中11株(74%)でHDを認めた。p16遺伝子はT-ALLとB前駆型ALLの発症と進展に何らかの役割を担っているものと思われた。さらに、B-前駆型ALLの中ではt(1;19)-ALLはHDがみられず、Burkitt′s lymphomaとALL-L3でもp16遺伝子の異常の頻度は低いと報告されているため、これらの細胞株から蛋白を抽出し、ウェスタンブロッティングでp16遺伝子の発現を検討した。Burkitt′s-L3ではHDは7株中2株であったが、発現は11株中9株(81%)でみられなかった。HDがみられなかったt(1:19)-ALL2株中1株で発現の消失がみられた.またFHIT遺伝子とFLT3遺伝子の検討では、サザン解折で異常ははみられなかった。FHIT遺伝子はRT-PCRでは多数の異常バンドを検出し、これらをシークエンスをしたところ、alternative splicingによると思われる発現の異常が多数例に認められた。FLT3遺伝子の発現は約60%の細胞株でみられたが、AMLでみられるtandem duplicationの異常はみられなかった。さらにmethylation-sensitiveな制限酵素を用いてpl6/MTS1遺伝子とp15/MTS2遺伝子のmethylationの検討を行い、p16のみならずp15/MTS2遺伝子でも複数例でmethylationがみられた。DCC遺伝子についてもRT-PCR法を用いて発現の検討をしている。
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