研究課題/領域番号 |
08670871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
鈴木 康之 岐阜大学, 医学部, 助教授 (00163014)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 副腎白質ジストロフィー / 極長鎖脂肪酸活性化酵素 |
研究概要 |
副腎白質ジストロフィー(ALD)はペルオキシソーム病の中で最も頻度の高い進行性脱髄性疾患で、ALD蛋白が病因蛋白質であるが、極長鎖脂肪酸活性化酵素(VLACS)の障害が病態と関連していると考えられている。我々はVLACSの精製・クローニングと患者解析を通じてALDの病態生理を明らかにする目的で以下の研究を行った。 (1)VLACSの精製:ラット肝ペルオキシソーム画分よりVLACSを精製し、分子量約235kDa,サブユニット分子量約70kDa、極長鎖脂肪酸に活性を有し既知の長鎖脂肪酸活性化酵素と異なることを明らかにした。 (2)ラットVLACS cDNAのクローニング:全長2972bpで620アミノ酸をコードし、推定分子量70692で、精製酵素と一致した。mRNAは約3kbで、主に肝臓と腎臓で発現し、ペルオキシソームとミクロソーム局在と考えられた。COS-1細胞で約50倍の活性上昇を認めた。Fatty acid transport proteinと相同性を有していた。 (3)ヒトVLACS cDNAのクローニングと遺伝子座位:ヒトVLACS cDNAはラットと同じく620アミノ酸をコードしていた。ヒトVLACS遺伝子座位はFISH法により15q21.2と決定された。 (4)ヒトVLACSの抗体作成:ラットVLACSの抗体がヒトVLACSと反応不良のため、ヒトcDNAよりヒトVLACSを大腸菌内で大量発現させ、カラム精製した。現在ウサギに免疫中である。 (5)ヒトVLACSの発現:ヒトVLACS cDNAを線維芽細胞内に発現させるため、発現ベクターに組み込み、現在トランスフェクション実験を行っている。 (6)ALD遺伝子変異解析:2例のALD患者の変異部位とALD蛋白の不安定性に関連があることを報告した。 (7)ALD保因者診断法:マススクリーニング法の開発について報告した。
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