研究課題/領域番号 |
08670874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
森島 恒雄 名古屋大学, 医学部, 教授 (90157892)
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研究分担者 |
木村 宏 名古屋大学, 医学部, 助手 (30303621)
糸州 朝久 名古屋大学, 医学部, 医員
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 急性脳炎 / 急性脳症 / 単純ヘルペスウイルス / インフルエンザウイルス / 疫学調査 / EBウイルス / PCR法 / 単純ヘルペスウィルス / インフルエンザウィルス / 単純ヘルペス脳炎 / インフルエンザ |
研究概要 |
平成8年度から平成10年度の3年間、急性脳炎の遺伝子診断に関する研究を行い以下の研究成果を得た。 1. 単純ヘルペス脳炎については髄液を用いたPCR法による早期診断が最も優れた診断法であることを明らかにし、現在本法が全国的に普及しつつある。また、このPCR法で確定診断した小児のヘルペス脳炎の臨床像を世界で初めて明らかにした。本症で、しばしば見られる再発が抗ウイルス剤の使用方法と関連することもわかった。 2. 慢性活動性EBウイルス感染症の中でEBウイルスがNK細胞に感染し、高サイト力イン血症を示す例において高頻度に大脳基底核の石灰化が見られることが判明した。これは、従来原因が不明であった同部位の石灰化の原因を生物学的に初めて示したものである。 3. 1997年から1999年にかけ小児において重篤なインフルエンザ脳炎・脳症が高頻度に認められた。この全国調査を行い本症の臨床像を明らかにした。また、神経障害発症の機序として高サイトカイン血症、特にIL-6が病態に強く関連していることを明らかにした。
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