研究課題/領域番号 |
08670878
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 浩 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (90090430)
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研究分担者 |
山本 和雄 滋賀医科大学, 医学部, 医員
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 先天性黄疸 / クリグラー・ナジャー症候群 / UGT1A1 / ビリルビン / グルクロン酸転移酵素 / 遺伝子治療 / 黄疸 / 遺伝子 / ギルバ-ト症候群 |
研究概要 |
ビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素欠損症の患者の遺伝子治療を行うにあって、この酵素遺伝子の転写調節領域がどのような性質を持っているのかを知ることが重要であると考え、遺伝子の上流域の-3190kbまでの塩基配列を決定した。次に、この領域内でプロモーターとして働いている部位を同定する目的で、種々の長さの上流領域をプロモタ-活性測定用のルシフェラーゼをレポーター遺伝子とするベクターに挿入し、肝癌細胞であるHepG2とHuH-7に作成したベクターをトランスフェクトし、その転写活性を比較検討した。その結果、上流領域の-1362から-1220(DE : distal element)と-113から-70(PE : proximal element)の2カ所にプロモーター活性をもつ領域が存在することが明かとなった。PEには塩基性ヘリックス・ループ・ヘリックス型の転写調節因子が結合するE-boxおよび肝臓特異的に遺伝子を発現するためのHNF-1が存在した。DEにはAP-1とCREBの良く似た配列が存在したが、gel mobility-shif assayでは転写因子の結合は証明されなかった。 並行して、本酵素の代謝異常症であるクリグラー・ナジャー症候群とギルバ-ト症候群の患者の遺伝子異常についても将来の遺伝子治療の基礎データとして遺伝子解析を続けている。
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