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リンパ球特異的に発現するL-ジストロフィンの発現制御機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670886
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関神戸大学

研究代表者

西尾 久英  神戸大学, 医学部, 助教授 (80189258)

研究分担者 李 明鎭  神戸大学, 医学部, 助手 (20273766)
住野 公昭  神戸大学, 医学部, 教授 (90030832)
松尾 雅文  神戸大学, 医学部, 教授 (10157266)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードジストロフィン / リンパ球 / プロモーター
研究概要

Duchenne型筋ジストロフィー患者リンパ球において抗体やリガンドを添加しても細胞表面の分子が完全に凝集しなかったという報告は、ジストロフィンが細胞表面の分子の集合離散を制御する蛋白であることを示唆している。最近、申請者らはリンパ球特異的ジストロフィン(L-ジストロフィン)を発現した。本研究は、L-ジストロフィン・プロモーターとその上流配列の塩基配列を同定し、さらにその転写活性および結合蛋白(転写促進・抑制因子)を検討することを企図して実施された。
1.L-ジストロフィン・プロモーター上流領域のクローニング
既に得られているL-ジストロフィン・プロモーター配列に基づいてプライマーを設計し、PCR法を応用してゲノムDNAライブラリー(Clonetock社、PromoterFinder^<TM> DNA Walking Kit)をスクリーニングした。現在までに、エクソン1の上流の約700bpのクローンを得ている。
2.L-ジストロフィン・プロモーター上流領域の塩基配列の決定
上で得られたクローンのDNA断片をサブクローニングし、全自動塩基配列決定装置を用いて、その塩基配列を決定する。そして、その塩基配列に基づいて、L-ジストロフィン・プロモーター上流配列の存在する蛋白結合領域を予想した。現在までに、蛋白が結合されると予想される13個の領域を見出している。この中にはSp1サイトやオクタマ-配列が含まれている。
3.L-ジストロフィン・プロモーター活性の解析
現在解析中である。
L-ジストロフィン・プロモーター上に、免疫グロブリン発現に関わるオクタマ-配列が存在することが明らかになったことより、リンパ球におけるジストロフィン研究は免疫学分野と重なっていくことが予想される。また、本研究の成果は、骨格筋・神経などに存在するすべてのジストロフィンに共通する基本機能の解明を促進することになろう。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nishio H, Takeshima Y, Narita N, et al.: "Identification of a novel first exon in the human dystrophin gene and of a new promoter located more than 500 kb upstream of the nearest known promoter." J.Clin.Invest.94. 1037-1042 (1994)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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