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ビタミンD受容体の遺伝子転写制御活性を有する部位の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08670936
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関大阪府立母子保健総合医療センター・研究所

研究代表者

中島 滋郎  大阪府立母子保健総合医療センター, 研究所・環境影響部門, 研究員 (30270771)

研究分担者 大薗 恵一  大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 環境影響部門, 研究員 (20270770)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードビタミンD / ビタミンD受容体 / 核内受容体 / 遺伝子転写
研究概要

1.ヒトビタミンD受容体(VDR)発現ベクターに、PCR法を用いて417番のLeuをAlaに420番のGluをGlnに(L417A-E420Q)それぞれ置換するように変異を導入し、この変異VDRを介したリガンド依存性転写活性促進能をラットオステオカルシンのビタミンD応答領域あるいはdirect repeat(DR3)を含むレポーター遺伝子を用いてCOS-7細胞およびHeLa細胞において検討した。1,25(OH)_2D_3による転写活性促進能はL417A-E420Qで消失した。また、正常VDR(wt)と変異VDRの同時発現実験において、L417A-E420Qはwtの転写活性促進効果に対して弱い抑制効果を示し、さらに変異VDRの79番のCysをSerに置換すると抑制効果は消失した。以上の結果から、ヒトVDRにおいても417番のLeuと420番のGluあるいはその周辺のアミノ酸がリガンド依存性転写活性調節に重要であること(AF-2部位)、AF-2欠失変異VDRのwtの転写活性促進に対する干渉効果は変異受容体のDNA結合を介することが明らかとなった。
2.ウサギ赤芽球ライセ-トを用いたin vitro translation法によりwtおよびAF-2変異VDRを発現させた。これらのwtおよび変異VDRを、大腸菌で大量発現させたN末端に6個のヒスチジンのついたヒトTFIIB(基本転写因子)とin vitroで反応させ、NiNTA agaroseを用いてTFIIBと結合した蛋白を回収し、抗VDR抗体を用いたWestern blot法により解析した。その結果、TFIIBはAF-2欠失VDRとも結合することが明らかとなった。このことから、VDRのAF-2部位にはTFIIB以外の基本転写因子あるいは転写調節因子が関与するものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

研究成果

(3件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] S.NAKAJIMA,他: "Examination of the potential fncnctinal role of conserved cysteine residaes in the hormone binding domain of the human 1,25-dilydroxy vitan D, recepta" Journal of Biological Chemistry. 271. 5143-5149 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] P.W.Jurutka,他: "Human vitan D receptor phosphotylation by casein Kinase-II at serine-208 potentiates troscriptin activation" Proc.Natl.Acad Sci USA. 93. 3519-3524 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 中島滋郎: "ビタミンD代謝異常症" 腎と骨代謝. 9. 441-446 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-03-31   更新日: 2016-04-21  

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