研究概要 |
新しい細胞外マトリックス成分であるデルマトポンチンは皮膚に存在するプロテオグリカンであるデコリン,バイグリカンと親和性を有し,結合組織の構築に関与することが考えられるのでデルマトポンチン遺伝子をノックアウトすることにより,その表現型を解析することを目的とした。 (1)デルマトポンチンのマウスの遺伝子(genomic)は不明であったのでヒトデルマトポンチンcDNAをブローグとしてマウスgenomic-DNAを調べた所,マウスにも存在することが判明した,同遺伝子の開始コドンを含む下流にneo耐性遺伝子を対像遺伝子と逆向きに相同組換えでcnstrectを作製。 (2)マウスgenomicライブラリーをマウスデルマトポンチンcDNAを用いてスクーリングし,その制限酵素地図を作製。 (3)ATG部位を含むshot armは0.5kbp,long armは3.3kbdと同定した。 (4)現在ES細胞にエレクトロポーション法によって遺伝子を挿入し,相同組換えを施行中である。
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