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先天性角化異常症モデルによる表皮遺伝子治療の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670980
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 皮膚科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

山西 清文  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (10182586)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードトランスグルタミナーゼ1 / 葉状魚鱗癬 / モデルマウス / ジーンターゲティング / 遺伝子治療
研究概要

先天性角化異常症である常染色体劣性葉状魚鱗癬のモデルとして、その原因遺伝子のひとつであるトランスグルタミナーゼ1(TGase1)遺伝子のノックアウトマウスを作製した。相同染色体組み換えを利用して、ES細胞においてTGase1遺伝子にヘテロの変異をもつESクローン得るために、まず、ヒトTGase1 cDNA (2.6kb)の配列をもとにプライマーを作製し、CD-1マウス表皮RNAを鋳型としてRT-PCRを行った。得られたマウスTGase1 cDNAを用いて、129/SvJゲノムライブラリーをスクリーニングし、129/SvJマウスのTGase1ゲノムDNAを単離し、そのプロモーター領域とエクソン1を含むゲノムDNAの両側の領域をターゲティングベクターpPNTに組み換えた。得られたターゲティングベクターをESに導入し、20の変異ESクローンを得た。そのなかで、核型に異常のないESクローンを、マイクロインジェクションによりC57BL/6の胚盤胞に導入し、キメラマウスを作製した。キメラマウスをC57BL/6と交配して、F1ヘテロ変異マウスを得、ヘテロの交配によってホモ変異マウスを作製した。TGase1の遺伝子構造をPCR、サザン法によって確認した結果、得られた新生仔マウスは、TGase1遺伝子を欠損したノックアウトマウスであることが証明された。現在、TGase1ノックアウトマウスの表現型を解析するとともに、正常遺伝子導入を行っている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kiyofumi Yamanishi: "Gcne analysis of human skin and skin diseases" J. Dermatol. Sci.11 (3). 169-176 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Eiichiro Ueda, et. al.: "The η isoform of protein kinase C mediates transcriprional achintion of the human transglutaminase 1 gere" J. Biol. Chem.271 (16). 9790-9794 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 山西清文: "表皮のDNAバイオロジー" 日本皮膚科学会雑誌. 106 (13). 1602-1607 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 土井浩他: "転写因子Sp1によるヒトtransglutaminase1遺伝子の転写制御" 医学のあゆみ. 177 (3). 281-282 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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