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MRIによる骨粗鬆症の評価のための基礎的な研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670993
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関北海道大学

研究代表者

吉川 裕幸  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (50158416)

研究分担者 南部 敏和  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (20261307)
藤田 信行  北海道大学, 医学部・附属病院, 助教授 (60113619)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード骨粗鬆症 / MRI / T2^* / T2^★ / 骨粗髪症
研究概要

【概要・経過】MRによる骨粗鬆症の診断がT2^*値の測定で可能かどうか検討した。まず骨髄でin phase、out of phaseの現象が観察されるか否か正常ボランティアで調べた。つぎに、長期にステロイドを使用し骨粗鬆症のリスクの高い患者と、ステロイドを使用していない患者を対象にT2^*を測定した。装置は1.5テスラの超伝導MRIで、TR=500msecのGradient Echo法を用いた。matrix sizeは234×256で腰椎と大腿骨頭が一つのスライスに入るような冠状断を撮像した。【結果】(1)TEを4.1msecから16.1msecまで0.4msecずつ変化させて、5名の健常ボランティアの腰椎と大腿骨頭の信号強度を測定した。初回のTE=4.1msec以降はoff lineにして、同じreciever gainで撮像した。腰椎ではin phaseとout of phaseとが明瞭に観察された。5名平均のTEはin phaseが4.5,9.3,14.1msec, out of phaseは6.9,11.7,16.5msecで、1.5テスラ装置でいわれている一般的な値とほぼ同等であった。In phaseあるいはout of phaseでの信号強度の対数をプロットするとほぼ直線となり、その傾きが1/T2^*として計算された。大腿骨頭ではこれらの現象が不明瞭だったため、以後はin phaseとout of phaseのみのTEで腰椎の信号強度を計測した。(2)長期ステロイドを使用している13名と、ステロイドを使用していない11名の腰椎のT2^*を計算した。測定には約10分を要した。T2^*はin phaseとout of phase両者から計算されるが、使用群のout of phaseでは信号強度のばらつきが非常に強くT2^*を反映していないと考えられたため、in phaseからの値で比較すると、ステロイド使用群では0.18、非使用群で0.097と差が見られた。また、in phase,out of phaseから簡易的に計算される水/脂肪存在比では両群に差を認められなかった。T2^*の差は骨密度を反映している可能性があるが、さらに例数を増やして検証する必要がある。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2018-02-02  

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