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脳血流SPECTを用いた人工内耳の音刺激による賦活試験に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671042
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

陣之内 正史  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (60154423)

研究分担者 牛迫 泰明  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (10185001)
長町 茂樹  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (40180517)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード脳血流SPECT / 人工内耳 / 脳賦活試験 / 脳血流 / SPECT / 賦活試験
研究概要

この2年間、人工内耳埋込み患者を対象に音刺激前後の脳血流SPECTを行い、聴覚認知の機序解明、人工内耳の客観的評価法の確立を目的とした.人工内耳埋込み後、音刺激下で脳血流SPECTを施行し、脳血流の増加する部位、範囲と程度を観察した.
脳血流SPECTは、3検出器型SPECT装置PRISM3000と核医学データ処理装置ODYSSEYを使用した.対象となる人工内耳患者は、本人の同意を得た.まず人工内耳の電源を切った状態(無音)で、^<99m>Tcで標識したニ-ロライト(^<99m>Tc-ECD)370MBqを静注し20分間SPECTデータの収集を行い、引き続き人工内耳の電源を入れるとともに音を聞かせた状態で、倍量の^<99m>Tc-ECDを追加静注しSPECTデータの収集を行った.画像減算法により音刺激下の脳血流画像を再構成し、無音状態と音刺激下の局所脳血流分布の変化を見た.その再構成SPECT画像を8年度購入のパーソナルコンピュータに転送し、大脳内局所の脳血流分布の変化を定量的に評価した.
合計で9例に施行し、賦活部位、範囲、程度の解析を行った.今回の研究で解明できたことを列挙すると、以下の4点である.
1.SPECTを用いて聴覚刺激により賦活される脳の領域を見ることができる.
2.人工内耳を介した聴覚刺激では特に一次聴覚野が賦活される.
3.人工内耳による聴覚機能の評価の良かった例で、特に賦活される.
4.左右では右装用例で左聴覚野の賦活が高頻度にみられ、聴覚機能の評価も良かった.
脳血流SPECTが人工内耳の客観的評価法の一つとして有用であることが示唆され、今後、経過観察等データの蓄積によるさらなる研究が期待された.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Jinnouchi, S.Nagamachi, H.Nakahara, T.Ohnishi, S.Futami, L.Froles II,K.Watanabe, Y.Ushisako.: "REGIONAL CEREBRAL ACTIVATION DURING AUDITORY STIMULATION IN PATIENTS WITH COCHLEAR IMPLANTS USING Tc-99m ECD SPECT." Europen Jounal of Nuclear Meicined. 23. 148- (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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