研究課題/領域番号 |
08671047
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
天沼 誠 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (10212565)
|
研究分担者 |
平敷 淳子 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60008589)
渡部 恒也 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (50056313)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 磁気共鳴画像 / 磁気共鳴血管撮影 / 造影剤 / 閉塞性動脈硬化症 / 動脈 / 動脈瘤 / 3次元画像 |
研究概要 |
骨盤・下肢領域の造影MR angiography (MRA)に対してはzero-filled interpolationおよびtiming測定の併用により、高濃度の造影剤のbolus injectionにおいても静脈系の描出のない優れた動脈の選択的描出が可能となった。同時にこの撮像を時間的に繰り返すことにより時間分解能についての情報を加味した撮像が可能となった。さらにsubtraction法の併用ハコントラスト雑音比の飛躍的な向上をもたらし、造影剤投与量の削減を可能とした。同様の方法論は撮像時間の短縮に伴い胸部や腹部においても呼吸停止下に施行が可能であり、人体のほとんどの領域での動脈像を得ることが可能となった。 この領域の MRA における最大の課題は広範囲の動脈を侵す閉塞性動脈硬化症のような疾患に対して1回の検査では1部位しか評価できないことであったが移動寝台システムの導入により3ないし4部位を1回の造影剤注入下に撮像することにより腹部大動脈から下肢先端にいたる動脈系の総合評価が可能となった。持続静注による撮像は造影効果の現象が問題となると思われたが実際には約20mlの造影剤の使用が可能であればほぼ評価にる画質を得ることが可能となった。この方法を用いた MRA は閉塞性動脈症のみならず、腹部大動脈瘤の評価に大きく貢献することが期待できる。信号分布に関する基礎的検討、腹部大動脈瘤に対する応用については別紙論文として発表した。
|