研究課題/領域番号 |
08671049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
安藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20118904)
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研究分担者 |
川口 修 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90276428)
塚本 信宏 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20227375)
国枝 悦夫 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70170008)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | PACS / WWW / IS&C / 画像データベース / 画像表示装置 / 画像診断装置 / ネットワーク / 分散型データベース / パソコン / 画像診断のためのハイパーテキスト |
研究概要 |
1997年度は、分散型データベースの開発と画像検索・表示機能を一般的なパーソナルコンピュータ上に構築し、その有効性を検討した。分散型データベースとして、サーバーに画像データベースを構築した。画像のフォーマットは、高精細画像であることを満たすために、非圧縮でサーバー上に蓄えた。X線フィルムの画像は、1kx800画素程度、12bitでデジタイズを行った。また、画像に付帯する情報は、カルテ番号、患者名、性別などの患者情報、撮影年月日、モダリティ、検査部位、検査番号、シリーズ番号、画像番号、撮影番号などの撮影情報などの情報を選択してデータベースに蓄積した。 画像を表示するために、パーソナルコンピュータ上でWWWのbrowserを使用した。従来のPACSなどでは画像表示に専用の表示装置を用いている場合が多い。本研究では、一般のパーソナルコンピュータを用いて、画像表示機能を実現し、どれだけ専用装置の性能と同等の機能を発揮できるかを検討した。画像の選択には、64x64画素程度の縮小画像(GIFフォーマット)をbrowserに送り、この画像から見たい画像を選択し、最終的にはCTスキャンなどでは装置から伝送したオリジナル画像、またフィルムデジタイズした画像では1kx800程度の12bit画像をbrowserに送り、browser上で12bit画像を8bitに変換して表示するソフトウエア(javaプログラム)を開発した。パーソナルコンピュータ上で画像を表示する場合には、(1)実装メモリー、(2)表示グラフィックカード、(3)CPUのクロックなどの点を十分に配慮する必要があった。これらの点に注意すれば、PACS専用装置に準ずる性能を発揮することがわかった。
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