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照射装置内に組み込んだビデオカメラによる高精度定位集光照射

研究課題

研究課題/領域番号 08671050
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

国枝 悦夫  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70170008)

研究分担者 佐藤 導直  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80255554)
北村 正幸  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20234289)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード放射線治療 / 定位的照射 / ビデオカメラ / 精度
研究概要

ライナックによる定位集光照射(radio-surgery)は通常の放射線治療に用いる装置を利用するため、専用機であるガンマナイフよりもはるかに経済性に優れている。半面ではライナックradio-surgeryはともすれば精度面、安全面がおろそかになる危険をはらんでいる。1mm以下の幾何学的精度があると言われる、ガンマ・ナイフと同程度の位置設定を可能とするため、Beam′s Eye Monitorを利用した位置決めシステムをした。Beam′s Eye Monitorは、ライナックの光学的に線源等価位置に小型CCD TVカメラを設置し、固定装置の照準器と併用してリアルタイムの位置モニターを可能とするものである。水と等価なファントム材料を用いて、線量分布測定用のファントムを作成した。モニター装置を慶応大学医学部放射線科のライナック装置(三菱ML6M)に取り付け、照射精度、安定性を確認し、ファイルを用いて、線量分布の測定を行なった。
精度試験のため、照射中心に小球を置き、照射をおこないBeam′s Eye Monitor像を記録した。小球が常にモニター像の中心に見れれば小球が正確に照射されることとなる。CCDカメラの画像をビデオ入力装置により、コンピュータに取り込み、照準器の十字線のズレを検知した。その結果、位置決め精度は0.3mm以内であることが確認された。さらに、臨床応用を考慮すると、精度、安定性は重要であるので、更に患者治療時にも照合写真が撮影できる装置を開発した。この装置を用い、臨床例でも精度を調査したが、その結果、ほぼ同様の精度で位置決め可能であることが判明した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 国枝悦夫: "ガントリ-内蔵ビデオカメラを用いたライナック定位照射の位置決め法." 日本放射線腫瘍学会誌. 8. 77-81 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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