研究課題/領域番号 |
08671066
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | (財)東京都老人総合研究所 |
研究代表者 |
千田 道雄 (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 研究室長 (00216558)
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研究分担者 |
石井 賢二 (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 研究助手 (10231135)
外山 比南子 (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 主任研究員 (50180188)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | PET / 局所脳血流 / 老化 / 脳萎縮 / 脳賦活検査 |
研究概要 |
加齢により脳細胞が脱落して脳萎縮がおこることが知られているが、脳血流などの局所機能やその刺激反応性については十分わかっていない。高齢者の脳の局所機能と形態を評価するため、20歳台から80歳台の正常人ボランティアを対象として、ポジトロンCT(PET)で安静時と刺激時の脳血流画像を撮影して刺激による局所脳血流の賦活を測定する一方、T1強調MRIで脳の形態を撮影した。刺激は、バイブレータによる右手指振動刺激、ガム咀嚼・口腔運動刺激、または復唱課題による言語刺激を与えた。局所脳血流の測定は、酸素-15標識水(H_2^<15>O)の静脈注射直後よりPETカメラで2分間撮影し、PET-autoradiography法を用いて、6.5mm間隔14スライスの脳血流画像を7.5mmの空間分解能で作成した。PET画像は三次元平行回転移動によりMPI画像と重ね合わせて(registration)、賦活の部位と大きさを調べ、さらにTalairach標準脳に変換してアトラスと対比した。右手指振動刺激では左の一次運動感覚領が、咀嚼・口腔運動刺激では両側の一次運動感覚領下部から弁蓋部・島部にかけての領域が、言語復唱課題では左後下前頭回(Broca野)と上側頭回(Wernicke野)が、それぞれ賦活された。高齢者は、MRIで脳溝の開大など大脳皮質の萎縮所見を認め、しかも深部よりも大脳皮質の萎縮が大きい傾向であった。また、PETで測定した刺激による賦活部位の局所血流増加量も、高齢者は若年者より小さくなる傾向が見られた。
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