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非侵襲的計測法脳磁図、機能的MRIを用いたアルツハイマー病の視空間認知機能障害の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08671096
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

村上 新治  札幌医科大学, 医学部, 講師 (30142756)

研究分担者 深津 亮  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (10113614)
藤井 充  札幌医科大学, 医学部, 講師 (80199299)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアルツハイマー病 / 視空間認知機能障害 / 奥行き感覚 / 頭頂葉 / 脳磁界 / 眼球運動
研究概要

アルツハイマー病の早期診断となりうる特徴的臨床症状の視空間認知機能障害の解明として、平成8年度は健康成人を対象に、#1、パソコン(今年度科研費購入)制御による左右、上下、奥行き方向の視覚刺激(一次変化)に対する応答を、種々の眼球位置(二次変化)に対し、頭頂葉からSQUIDにより記録を行なった。潜時140-180msにて応答脳磁界を観察し、双極子法により求めた磁界活動源が、脳のMRI画像に組み合わせて表示することにより、後頭頂葉領域深部に求めめられた。#2、健康成人およびアルツハイマー病患者を対象に、パソコン制御による奥行き方向の視覚刺激に対する両側眼球運動を記録した。アルツハイマー病患者では、奥行き視覚刺激に対し輻輳、開散の眼球運動が見られなかった。しかし、奥行き方向への移動視覚指標の追視は可能であった(1996年Neuroscience Meeting発表)。得られた結果から、アルツハイマー病患者においては奥行き方向の認知機能の障害が原因と考えられた。これらの結果からアルツハイマー病患者の頭部MRIおよびSPECT画像の所見との検討を行い、頭頂葉の病変部位がこうしたアルツハイマー病に特有の視空間認知障害に深く関与していると考えられる。現在も引き続き奥行き方向の視覚刺激に対する応答磁界の記録、機能的MRIの実験を進めており、平成9年度に発表を予定している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Murakami Shinji: "Visual spatial cognition to depth direction in Alzheimer's Disease : recording binocular eye movement"

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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