研究課題/領域番号 |
08671121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 浜松医科大学 (1997) 国立精神・神経センター (1996) |
研究代表者 |
伊豫 雅臣 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (50191903)
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研究分担者 |
川村 則行 国立精神神経センター精神保健研究所, 心身医学研究部, 室長(研究職) (60211869)
稲田 俊也 国立精神神経センター精神保健研究所, 老人保健研究部, 室長(研究職) (00184721)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | DARPP-32 / mRNA / human |
研究概要 |
本研究の目的は「ドーパミン・環状AMP関連リン酸蛋白32(DARPP-32)のヒト血中mRNAの検出法」を確立」し「少数例のヒトへ応用する」ことであった。 まずわれわれは動物実験で既に報告されているcDNA配列からヒトのcDNA配列を推進してプライマーを作成し、ヒトの能のcDNAライブラリーより配列を読み取る試みを行なった。プライマーは数種類設計し、オリゴヌクオチチドを合成した。 上記で合成したプライマーを用いてヒト尾状核cDNAライブラリーから目的とするDARPP-32をコードする部位の増幅をPCR法を用いて試みた。PCRによる増幅においては、アニーリング温度の設定を変化させ最適温度を検索した。PRC産物をアガロースゲル上で電気泳動した結果、上記5種類のプライマーのうち1種類で目的とするbaseのbandがわずかに認められる温度が明らかとなり、また、目的とする部位のcDNAが増幅している可能性が示唆された。 次に分裂促進剤を添加したヒト・リンパ球をCO2インキュベータ-にて培養し、リンパ球からのmRAN誘起とRT-PCR法による増幅を試みた。その結果、mRNA誘起とRT-PCR法による増幅は成功した。しかし目的としたPCR産物が示すべきbaseのbandは認められなかった。 本研究の所期の目的はこの研究期間内に必ずしも十分に達成することはできなかった。しかし、ヒト血中DARPP-32mRNAを検出するための、プライマー候補を見出すこととPCR条件設定はほぼ完了し、また、ヒト・リンパ球からのmRNA誘起が可能であることが明らかとなった。
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