研究課題/領域番号 |
08671206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小島 寛 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (10225435)
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研究分担者 |
長澤 俊郎 筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (70014298)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 血小板 / トロンボポエチン / Tec / チロシンリン酸化 |
研究概要 |
thrombopoietin(TPO)は巨核球前駆細胞(CFU-Meg)に作用し、CFU-Megを増殖させるとともに、これを巨核球へと分化させるlineage-specificな造血因子として報告された。筆者はTPOが巨核球のみならず血小板に作用し、血小板活性化に関与することを既に報告したが(Thromb Haemost 74(6) 1541,1995)、本研究ではTPOの血小板活性化機序、特に情報伝達経路に焦点をあてた。この結果、TPOはprotein kinase C (PKC)活性化、細胞内Ca濃度の上昇を来すことはなく、従来他の有核細胞で報告されていたJak-Stat.Ras-MAPK経路を活性化することが明らかになった。さらにTPOはJak-Stat.Ras-MAPK経路のみならず、Tec kinaseを活性化することが明らかになった。Tecが血小板に存在し血小板活性化に関与することは、今回初めて明らかになった知見であり、現在投稿中である(Blood 88.Suppl 1 24a.1996参照)。
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