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インターフェロンαと2-5AアンチセンスキメラによるPh′陽性細胞の選択的抑制

研究課題

研究課題/領域番号 08671212
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関東京大学

研究代表者

東條 有伸  東京大学, 医科学研究所, 講師 (00211681)

研究分担者 渡 潔  東京大学, 医科学研究所, 教務職員 (90222413)
浅野 茂隆  東京大学, 医科学研究所, 教授 (50134614)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードbcr-abl / アンチセンスオリゴ / 2′-5′オリゴアデニル酸 / IFNα
研究概要

bcr-ablアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASbcr-abl)と2′,5′-オリゴアデニル酸(2-5A)のキメラ分子(2-5A:ASbcr-abl)の作製にあたって、まずb3a2タイプのbcr-ablmRNAの結合部分に対応する18merのアンチセンスオリゴにホスホロチオネート修飾したものをDNA合成機を用いて合成し、HPLCで精製した。しかしながら2-5A4量体[(p5′A2′)4]の合成が技術的問題からうまくいかなったため、2-5Aアナログである2-5dA(Co rdycepin)とのキメラ作製に切り換えた。このキメラ分子5′-(3′dA)4-ASbcr-ablにFITC標識したものを合成して、細胞内への導入効率をモニターした。b3a2mRNAを発現するK562細胞を終濃度1〜50μMのアンチセンスキメラと孵置した後、蛍光顕微鏡下に細胞内移行の有無を観察した。しかしながら、2-5dAを付加しないコントロールオリゴと比較してキメラオリゴの細胞内移行の効率は50%以下に低下していた。次にbcr-ablmRNAの発現に及ぼす効果を検討したが、やはりコントロールオリゴよりもキメラオリゴのほうが発現抑制が強く、これは導入効率を反映する結果と考えられた。また、アンチセンスキメラによるb3a2mRNAの発現抑制がIFNα処理によって増強されるかどうかを検討したものの有意な効果は認められなかった。これは2-5dAのRNaseLとの親和性が2-5Aと比較してかなり弱いことが原因と考えられた。したがって今回の研究結果は陰性所見であり、2-5A作製の技術的問題を解決することが肝要と結論された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] A.Tojo,Y.Oshima et al.: "In vitro model of toxin thevapy tarqeted against murine myeloid leukemia cells." Cancer Chemather,Pharmacol.38. 537-39 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] N.Gotoh,A.Tojo et al.: "Arovel pathway from phosplnorylation of tyosine residues 2391240 of Shc,whtributing to suppress apoptosis by IL3" EMBO J.15. 6197-6204 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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