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ウロキナーゼ発現抑制によるヒト悪性リンパ腫細胞の浸潤、転移能の抑制

研究課題

研究課題/領域番号 08671222
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

新谷 憲治  富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (50145116)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードウロキナーゼ / アンチセンス / 浸潤能 / リンパ腫細胞 / エレクトロポーレーション / サブクローニング / uPA / antisense / metastasis / lymphoma cells / invasion / cell culture / matrix / アンチセンス遺伝子 / 遺伝子導入 / 浸潤転移能 / マトリゲル / cAMP
研究概要

平成10年1月富山医科薬科大学医学部から岡山大学医学部へ移籍したが、引き続き、上記の課題研究を進めている。平成8、9年で用いたプラスミドに変えて、uPA遺伝子の蛋白翻訳開始部位から540bpの塩基部位をantisense-orientedにPCIベクターに組み込んだプラスミドを用い、uPA産生抑制細胞クローンの樹立を試みた。ハイグロマイシン耐性遺伝子を組み込んだプラスミドといっしょにアンチセンスプラスミドを、uPAを産生し高度転移活性を有するRC-K8ヒト悪性リンパ種細胞株にelectropolation法にて遺伝子導入し、ハイグロマイシンを含むRPMI-1640培養液で培養し、アンチセンス遺伝子導入細胞を樹立した。その結果、コントロールベクターに比して約50%にその産生が低下したRC-8細胞クローンが数個得られたが完全にuPA産生が抑制された細胞クローンは得られなかった。そのuPA産生の低下した細胞の浸潤能をマトリゲルチャンバーを用いて検討したが、parent細胞と間に有意の差を見つけることができなかった。この結果は、前回(平成8、9年)の実験でクローン化され、得られたアンチセンス導入細胞のものと同じであった。以上のことから、部分的にuPA産生が抑制された細胞では、少なくともマトリゲルチャンバーを用いた実験系での浸潤活性は、parent細胞と変わらないことが判明した。しかし、未だ十分にuPA産生が抑制された細胞クローンが得られておらず、本研究の結論を出すには至っていない。より強くuPA産生を抑制したRC-K8細胞を樹立するために、アンチセンスベクターの設計と、selectionおよびsubcloningの段階で工夫が必要と考えられ、現在2種類のアンチセンスベクターを用い、ハイグロマイシンの濃度やlimiting dilutionに注意しながら、実験を進めている。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Niiya, et al: "Transcriptional regulation of urokinase-type plasminogen acti-vator receptor by cyclic AMP in PL-21 human myeloid leukemia..." Thrombosis & Haemostasis. 79(3). 574-578 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] N Nomura,K Niiya,et al: "Inhibitory effect of a synthetic prostacyclin analoque, Beraprost, on urokinase-type plasminogen activator expression" Thromb Haemost. 75(6). 928-932 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 新谷憲治: "RC-K8ヒト悪性リンパ腫細胞株における炎症性サイトカインによるウロキナーゼ(u-PA)の遺伝子発現制御" 臨床病理 2月臨時増刊. 特集(104). 150-158 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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