• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

トロンボポエチン産生調節機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08671235
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関大阪大学

研究代表者

倉田 義之  大阪大学, 医学部・附属病院, 講師 (80127224)

研究分担者 冨山 佳昭  大阪大学, 医学部, 助手 (80252667)
金倉 譲  大阪大学, 医学部, 教授 (20177489)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードトロンボポエチン / 特発性血小板減少性紫斑病 / 再生不良性貧血 / 血小板産生
研究概要

本年度は、血小板の産生調節にトロンボポエチンがいかなる役割を果たしているかの検討を行った。まず最初に各種血小板減少症における血中トロンボポエチンレベルの検討を行った。特発生血小板減少性紫斑病43例の検討では血中トロンボポエチンレベルは1.86±1.17fmol/mlと正常健康人の血中レベル0.76±0.21に比べ有意に高値であったが、著明な高値ではなかった。一方、同様に血小板数が著減している疾患、再生不良性貧血においては12.35±6.42と著明な高値であった。血小板数は同程度に低下しているが血中トロンボポエチンレベルの検討では両疾患間で大きな差異を認めた。また、血小板が著増している疾患、本態性血小板血症では血中トロンボポエチンレベルは正常範囲あるいはやや低下している程度であった。これらの成績より血中トロンボポエチンレベルは末梢血の血小板数により調節されているのではないことが分かった。血中のトロンボポエチンレベルを測定する事により血小板減少の病態を明らかにすることができるとともに血小板減少症の鑑別診断に有用なマーカーになるであろうと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kosugi et al.: "Circulating thrombopoietin level in chronic immune thrombo cytopenic purpura" British Journal of Haematology. 93. 704-706 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi