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トロンボポエチンの血管内皮細胞および血管平滑筋細胞に及ぼす作用

研究課題

研究課題/領域番号 08671247
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

石橋 敏幸  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00223024)

研究分担者 丸山 幸夫  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90004712)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードトロンボポエチン / 血管内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 / トロンボポエチン受容体
研究概要

本研究はトロンボポエチン(TPO)の血管内皮細胞と血管平滑筋細胞に及ぼす作用を課題としたが、TPOの血管および血管壁細胞に対する生理学的作用についての報告は現時点でもない。
TPO受容体のmRNAは血管内皮細胞に発現していることは知られているが、その存在意義については未だに不明である。本研究では、初めに血管平滑筋細胞におけるTPO受容体の発現をみることにした。ラット大動脈中膜由来の血管平滑筋細胞を培養し、RNAの抽出後、ラットTPO受容体(mpl)のcDNAプローブを用いてNorthern blot analysisを施行した。その結果、ラット培養血管平滑筋細胞はTPO受容体のmRNAを発現していることが判明した。この事実は新知見と思われる。現在、この結果の確認と解釈のためにラット血管内皮細胞の培養系を確立中である。
さらに、ヒト大動脈由来の血管平滑筋細胞と血管内皮細胞を購入し、Northern blot analysisと抗TPO受容体抗体を用いたWestern blottingを施行しているが、現在のところ一定した結果は得られていない。方法論に問題があると思われる。
TPOの血管壁での一酸化窒素(NO)代謝に関する実験も進行中である。ラットのnitric oxide synthase(NOS)のcDNAプローブ(eNOS,iNOS)もようやく使えるように準備が進んできた。
我々が同時に進めている血管壁代謝に関する研究で、動脈硬化巣における超低比重リポ蛋白(VLDL)受容体の発現を初めて報告した。(Am.J.Pathol.149:1831-1838,1996)。また、脂質代謝におけるGM-CSFとM-CSFのリポ蛋白受容体(VLDL受容体、LDL受容体)に及ぼす作用もまとめた(J.Atheroscler.Thromb.2:76-80,1996)。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Nakazato Kazuhiko: "Expression of very low density lipoprotein receptor mRNA in rabbit atherosclerotic lesions" American Journal of Pathology. 149. 1831-1838 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Ishibashi Toshiyuki: "Effects of granulocyte-macrophage colony-stimulating factor on the levels of VLDL and LDL receptor mRNAs in vivb." Journal of Atherosclerotic Thrombosis. 2. 76-80 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 石橋敏幸: "二次性血小板増多症の発生機序 -Castleman病、心臓粘液腫を中心に-" 最新医学. 52. 202-205 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 石橋敏幸: "IL-6 サイトカインの基礎と臨床(分担執筆)" 平嶋邦猛,浅野茂隆,朝長万左男, 203 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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