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フィブリン接着アッセイ系の開発とその糸球体腎炎の成因・病態解析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 08671292
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

朝倉 伸司  自治医科大学, 医学部, 講師 (70245033)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード糸球体腎炎 / fibrinogen / fibrin-monomer / メサンギウム細胞 / 細胞接着アッセイ系 / モノクロナール抗体
研究概要

現在でもfibrinogen(Fbg)とfibrinとの細胞に対する機能的差異については不明な点が多い。その為我々はfibrinの新しい細胞接着アッセイ系を開発に着手し、一年後、今迄にない精密なアッセイ系の開発に成功した。そしてこの系を用いることにより、Fbgが細胞接着活性を発現するためには、Fbgの中央E domainを被覆するAα鎖C末領域(αC)がE domainより遊離し、E domainに連続して存在する接着活性中心の露呈が必須あることを世界で初めて示した。さらに驚くべき事実として、fibrin-monomerはαvβ3Integrinのみでなく、fibronectin receptor(α5β1)をも認識するよう、receptorのselectionがかかることを発見した。この成果を論文として、J.Biol.Chem.に本年3月に発表予定である。さらに我々は、fibrin-monomerに特異的に反応するモノクロナール抗体の作製に成功した。これらを用いて、腎臓内科と協同研究で、メサンギウム細胞のvitronectin receptor(αvβ3)との反応様式についてのin vitroの実験や糸球体腎炎患者の腎生検組織について、予後との比較を検討している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kazuki Niwa: "A γ Gly-268 to Glu substitution is responsible for impaired fibrin assembly in a homozygous dysfibrinogen Kurashiki I." Blood. 87(11). 4686-4694 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Seiji Madoiwa: "A battery of monoclonal antibodies that induce unique conformations to evolve cryptic but constitutive functions of plasminogen." J.Biochem.121. 278-287 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Shinji Asakura: "Fibroblats spread on immobilized fibrin monomer by mobilizing a β1-class integrin, together with a vitronectin receptors, αVβ3 on their surface." J.Biol.Chem.1997. (in press).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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