研究課題/領域番号 |
08671294
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
安藤 康宏 自治医科大学, 医学部, 講師 (50212676)
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研究分担者 |
坂入 康則 自治医科大学, 医学部, 助手(H8年度) (90265249)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 単離尿細管微少灌流 / 集合尿細管 / ドパミン / 基底膜側作用 / 管腔側作用 / ナトリウム利尿 / バゾプレシン / プロスタグランディンE2 / 太いへンレの上行脚 / 単離尿細管微小灌流 / 太いヘンレの上行脚 / 皮質部集合尿細管 / アンギオテンシンII / アデノシン / ブラディキニン / DA1受容体 / DA2受容体 |
研究概要 |
皮質部集合管(CCD)におけるドパミン(DA)作用 1 受容体サブタイプ 単離潅流した兎CCDにおいてDAが基底膜側(b-)及び管腔側(1-)から明瞭な経上皮電位(Vt)脱分極作用を呈すことを見いだしたので、b,l-DA受容体タイプの特定を行った b-DAによる脱分極はDA-1受容体拮抗薬SCH23390で抑制されず、DA-2受容体拮抗薬domperidoneで抑制された。更に、DA-1受容体刺激薬SKF81297基底膜側投与ではVtは変化せず、DA-2受容体刺激薬bromocryptineでDA同様の脱分極を生じた。よってウサギCCDにおいてb-DAはDA-2受容体familyを介してVt、Na輸送を変化させると考えられた。 1-DAによる脱分極はSCH23390で抑制され、domperidoneでは影響を受けず、また1-SKF81297が脱分極を来す一方、1-bromocryptineはVtを変化させなかった。よってl-DAはDA-1受容体familyを介して作用すると考えられた。 2 受容体サブタイプ b-DAのVt脱分極作用は基底膜側ouabain或いは管腔側amilorideで抑制されることから、基底膜側DAはNa輸送抑制によると推定され、23Naをtracerとして用いたflux studyでも管腔側から基底膜側へのNa輸送が、基底膜側DAで抑制されることが確認された。 一方1-DAによる脱分極はb-DAによる脱分極に比し作用発現に10倍以上の高濃度(>10μM)を要しかつ脱分極の程度も弱いので生体内でNa輸送調節を大きく変化させる可能性は乏しいと思われる。尚1-DAはCCDの水透過性を軽度だが有意に上昇させたことから1-DA-1受容体は一般的DA-1受容体同様、細胞内cAMP産生を増加させるとが推測された。
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