研究課題/領域番号 |
08671304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
湯村 和子 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (50075438)
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研究分担者 |
丸山 直記 東京都老人総合研究所, 分子病理, 研究部長 (00115940)
新田 孝作 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50241071)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 老化 / アシロイドーシス / リンパ球サブセット / 腎硬化症 / c-fos / ラミニン / 腎糸球体硬化症 / fos / 細胞外基質 / 高血糖 / 加齢 / アミロイド腎症 / 蛋白尿 |
研究概要 |
平成8年度は、加齢mauseを用い、すでに、筆頭研究者が発表している加齢に伴って惹起されるアミロイドーシスの発症機転について、in vivoにおけるリンパ球を用いて、検討し、平成9年度は、転写因子結合蛋白であるc-jun,c-fosに注目して、腎臓の老化の一つの形態としての腎硬化像についてin vitoroの検討を加えた。 平成8年度では、老化に伴い、末消血、骨髄、脾臓におけるリンパ球サブセットに差をみとめることを発見し、この事実が、老化に伴い現れるアミロイドーシスの一因になっていると考えた。 平成9年度は、まず加齢に伴い、ラットの腎糸球体において、c-fosの発現が亢進していることを明らかにした。次にその発現増加が顕著であったメサンギウム細胞にc-fosのcDNAを含むベクターをメサンギウム細胞に注入し、細胞外基質遺伝子の発現を検討した。細胞外基質の一つであるlamininn B1の遺伝子の発現が増強した。これらのことから、加齢に伴った糸球体硬化にc-fosの発現が重要な役割を果たしている可能性が示唆される。
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