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糸球体細胞におけるTGF-βの情報伝達系に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671305
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

新田 孝作  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50241071)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードメサンギウム細胞 / TGF-β / G-蛋白 / 細胞外基質 / 培養メサンギウム細胞 / G蛋白 / TFG-β
研究概要

TGF-βをラット由来メサンギウム細胞に添加すると、[3H]thymidine取り込みの増加なしに、フィブロネクチン(FN)やコラーゲン(COL)typeIVなどの細胞外基質の増加をきたす。この作用がGTP結合蛋白(G蛋白)を介するかどうかを検討するために、G蛋白認識配列ペプチドによる阻害実験を施行した。その結果、Gs,Gi,Gq認識配列ペプチドでは100pM TGF-β刺激下のメサンギウム細胞による培養上清中のFNやCOLtypeIVの変化が認められず、Go認識配列ペプチド(NNIQV VFDAV TDIII ANNLR)のみが阻害作用を示した。しかし、細胞膜の外側から添加したG蛋白認識配列ペプチドが、細胞内に取り込まれているかを正確に検証することが困難であった。そこで、Ikezuらが作製したGαsキメラのcDNAを用いて検討することにした。これは、GαsのC末端の5個のアミノ酸を変化させたもので、Gαs wild type,Gαs/αi,Gαs/αo,Gαs/αz,Gαs/αq計5種類のcDNAをリポフェクチン法でメサンギウム細胞にtransientにtransfectし、TGF-βによる細胞外基質増加作用に対する影響を検討した。その結果、Gαs wild type,Gαs/αi,Gαs/αz,Gαs/αqではTGF-β刺激により培養上清中のFN濃度の変化を認めなかったが、Gαs/αoをtransfectした場合、培養上清中のFN濃度の増加を認めた。よって、メサンギウム細胞においては、TGF-βによる細胞外基質の増加にはGoが関与している可能性が高い。

報告書

(2件)
  • 1997 研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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